またもやトランプ劇場
先週末のトランプ大統領によるドル高牽制を利用してドル売りを仕掛けられた。
午前中はそれでも日経平均はそこそこ頑張っていた。
そりゃそうだよね。
こんなことを理由にしたドル高が、いつまでもつづくわけがない。
それを焦ったのか、大口が気合を入れて日経平均先物に対して、渾身の売りをいれてきたため、大きく値を下げて引けた。
これ、売った方もリスクを承知で売ってきたと思うけど、今日の売りは拾われたような気がする。
確かに、先物が売られたので指数系は大きく下げたけど、その他の銘柄はなんか白けた感じで、ほとんど値動きがなかった。
9983ファーストリテイリングや9984ソフトバンクは、指数インパクトが強いので先物に引っ張られたけど、小売りと通信以外のセクタは、ほぼ先週末と同水準で推移した。
売り方にとって誤算だったのは、銀行系に買いが入ったことじゃないかな。
日銀の銀行に対する配慮のニュースが流れたためだけど、銀行セクタが3%近く上げたので、全体的なスパイラルダウンが演出できなかったと思う。
それにしても、ドル円をよく売ってくるよね。
米国債10年ものの金利は上昇基調だから、単純に理由なくトレンドを作るべく売ってきていることは確か。
だってさ、アメリカは貿易戦争を仕掛けているのに、ドル高を牽制しちゃったら、物価の上昇圧力は果てしないものになっちゃう。
「物価上昇→金利上昇→ドル高牽制→物価がさらに上昇→アメリカ国民が窮乏」
貿易戦争仕掛けてドル安誘導ってことは、インフレ誘導した上にさらにインフレ誘導して、なおかつFRBに金利抑制を求めるとなると、またまたインフレを誘導するってことになり、インフレ誘導の3乗と論理的にあり得ないことを主張しているのに、それを利用して相場を作ろうとするのは、頭の良い人のすることではないはず。
なので、今日の無理やりな相場はいつまでも続くはずがない。
と、いうのがワタシの今のところの判断。
今日の売買
なし。
狙ってた銘柄は、ほとんど値動きがなかった。