号外 2019日本電産株主総会
せっかく京都まで参加しに行ったのに、会場に筆記用具を忘れるという事件を起こしてしまった。
ので、記憶にあることだけをメモ代わりに書き残してみる。
会場の雰囲気
今回の司会は永守会長ではなく吉本社長だった。
最初のうちはお手並み拝見みたいな感じで見ていたのだけど、だんだん永守節が恋しくなってきてつまらなくなってきた。
吉本社長にしてみれば、日本電産で初めての株主総会の司会をするのだから、会長みたいに硬軟織り交ぜてた司会を期待するのも無理があるのはわかるのだけど、それにしても去年までの総会との空気の違いに戸惑いがあった。
吉本社長のイメージは、できる社長!といったイメージ。
たぶん、司会も慣れてくればうまく回していくのだろうけど、まだそれを期待するのは酷でしょう。
そもそも、前年度の決算かつ現在の株価で笑いを取りに行ったら、株主から怒られるしね。
それでも空気が変わったのは、質疑応答が始まったときから、永守会長が回答を始めたこと。
一応、議長は吉本社長なので、会長は挙手のうえ発言をするのだけど、実際の質疑に対する回答は永守会長の独壇場だった。
これに、会場は一気に盛り上がり、参加者も安堵をしたように感じた。
結局、今現在において、この会社は永守会長抜きにはありえないのでしょう。
株価も割高にもかかわらず、大きく減価しないのは、会長のファンがたくさんついている証拠なのだと思う。
とにかく、会長がまだまだ手を引く様子がないことが確認できただけでも、収穫でした。
株式分割について
そして大切なのは、株式分割の考え方について説明があったこと。
基本的に1万円を超えたら分割をしていく姿勢に変わりはないのだけど、現在分割をしないのは、分割後に株価が下がってしまったら、その下げを加速してしまう可能性があるから、とのことだった。
確かに、ここ最近分割をした7717ブイテクノロジーのように、下げ基調の中株価の上昇を狙って分割をしたにも関わらず、下げを加速してしまった例があるので、この理由には納得をさせられた。
結局、株価を一番気にしているのは永守会長なのかもしれない。
なので、しばらくはアホールド継続が効率的だろうと、判断しました。